2012.03.05
農産物生産業のビジネスインテリジェンス導入事例
【Panorama Software Industry News より】
サプライチェーンについての知識を深め、運営効率を改善するためにビジネスインテリジェンスソリューションを導入した温室農産物の生産業、「ジェムDファーム」の事例をご紹介します。
同社がBIに注目した目的は「農産物トレーサビリティの取組み (PTI) 」に適合するためでもありました。これは農産物の生産者履歴の追跡をスピーディに効率よく行うために制定されたものです。BI活用によって販売増加とともに収益増加が可能になります。
「弊社ではスタートからPTIに取り組んでいますが、これを純コストとみなしていました。」ジェムDファームの副社長エイドリアン・アボット氏はこのように述べています。「ビジネスインテリジェンスを活用することで、トレーサビリティプログラムの実践を通じて企業としての価値を高めることができます。農産物の全体的な生産状況がスピーディに把握でき、年間を通じて一貫した温室生産を実現することが可能になりました。」
サプライチェーン管理のためにコスト効率のよい技術を求める企業が増えるなか、クラウドコンピューティングがBIソリューション市場の拡大に重要な役割を果たすと期待されています。ニュースサイト「DCベロシティ」は、クラウドの導入率についてはまだ拡大の余地が大きいと予測しています。最近発表した調査結果で85パーセントの企業が自社運用型のBIを使用していることがその理由です。