2012.03.29
BIを積極的に活用する企業風土の醸成
【Panorama Software Industry News より】
ビジネスインテリジェンスソフトウェアの導入は、企業データを分析して洞察を得るための第1の手段です。テックターゲットおよびアドベントグローバルによる最近の記事によると、企業文化とBIの取組みを確実に適合させ、ビジネスインテリジェンスのデータの質を確保することが次のステップとして重要です。
IDCが行った最近の調査によると、アナリティクスを効果的に活用している企業は、本能的直感に頼る経営を行う企業よりも業績が好調であることがわかりました。IDCのアナリスト、ダン・ベセット氏は、本能的直感よりもデータを信頼することがアナリティクス導入を成功させる重要なポイントであると述べ、単にソフトウェアについてだけでなく、BIの基本的な考え方について十分なトレーニングを行うことを推奨しています。
ベセット氏は次のように述べています。「単にツールについてのトレーニングでは不十分であり、アナリティクス技術について習熟させるためのトレーニングが必要です。データ分析の手法について複数の方法を熟知している人材が不足しています。」
データウェアハウジング研究所は、組織のなかで利益を生むためのBI活用の醸成について、独自のヒントを提供し、IT部門が直接実務に関わる姿勢が望ましいと述べています。ビジネスインテリジェンスの使いやすさは次第に向上していますが、ITデータ技術者はデータの活用方法やデータ品質の確保について多くの提案が可能であるとリポートしています。