2012.04.03
ビジネスインテリジェンスで活用するソーシャルメディアの役割
【Panorama Software Industry News より】
Microsoftなどの巨大ソフトウェア企業から中堅ベンダまで多数のソフトウェア関係者が集結して「データサミット2.0」が開催され、企業のデータソースとしてソーシャルメディアが普及していることがわかりました。洞察の取得を模索する企業は新しいビジネスインテリジェンスソフトウェアの出現によるソーシャルオンライン活用の急激な動きに対応しなくてはなりません。
「ビッグデータとは単に1企業のデータ分析ではありません。ソーシャルツール共有やツィッター、公開された政府の構想やデータ共同体の整備など、クラウドデータの急増に関わるということを、企業もIT業界も認識するべきです。全ての企業は拡大するオンラインデータ経済の構成メンバーになっているのです。」サミット主催者のひとりであるジェフ・ドモラキ氏はこのように述べています。
データサミットは今までにないデータによって実現される新たなビジネスモデルや戦略への取り組みを目的としています。データの分析速度と精度を向上するツールを設計するだけでなく、今後一見有益には見えないようなツイッターなど、今までにないデータソースからデータを取得することを目指してテクノロジーが進化することになるでしょう。
ニュースサイト「グローブアンドメイル (Globe and Mail) 」によると、データソースを巧みに組み合わせて活用している企業もすでにあります。医薬品製造大手ヴィックスは顧客データに関する洞察を取得するために革新的なキャンペーンを開始しました。ユーザーのウェブ上の消費傾向に位置追跡情報を取り入れ、マーケティング予算目標策定に活かしています。