2012.04.09
アナリティクス活用効率を高めるデータウェアハウスの統合
【Panorama Software Industry News より】
多くの企業のCIOは人為的なデータ統合の障害を排除して分析の効率を高め、BIを最大限に活用することを目指して、データウェアハウスの統合を行っています。1990年代後半に10あったデータウェアハウスの統合に成功したRBCフィナンシャルグループの事例が「ガートナーBIサミット」で報告されました。ニュースサイト、「エンタープライズ・アプストゥデイ」の記事をご紹介します。
RBCフィナンシャルグループの代表者のコメントです。「弊社のデータの分断状態を放置していれば、おそらくさらに悪化し、データウェアハウスは30以上にもなっていたかもしれません。全てのデータウェアハウスを統合したことは実に有効な手段でした。」
今RBCのシステムは統合され標準化されています。その結果、総所有コストの低減につながりました。またデータに関連するBIクエリの数はこの6年間で524パーセント増加しましたが、コスト増加はわずか2パーセントにとどまっています。
「コンピュータ・ウィークリー」の記事によると、データセンター統合によってビジネスインテリジェンスの運用効率が改善された企業の事例が紹介されています。大手通信企業スイスコム (Swisscom) は2007年に主要3社の経営統合を行いました。分断された3社のデータウェアハウスを1つに統合するプロジェクトを実行し、BI関連経費を半減させることができました。