モバイルBIだけが提供する優れたメリットとは
【Panorama Software Industry News より】
「テックターゲット」によると、自社のビジネスインテリジェンスにモバイルシステムを追加導入する場合は費用対効果を十分に検討するべきであると推奨しています。モバイルBIには他のシステムにはない優れたメリットがあり、位置情報などの新しいデータが活用できることに加えて、経営者がモバイルBIを活用しようという積極的な意欲をもつことも利点のひとつです。
費用対効果の検討
記事によると、モバイルBIを活用しようとする場合は、すでに導入している主要なツールと同じプロセスに沿って取り組みを行うべきです。企業経営者はモバイルBI活用によってコストに見合うだけの十分なメリットが得られるかどうかを検討しなくてはなりません。つまり新しく導入するシステムについて具体的な活用シナリオを立案しておく必要があります。ガートナーのアナリスト、バビッシュ・スード氏によると、企業は導入前にソフトウェアを使用するユーザーの特定、機器の管理方法などについて十分に検討しておく必要があります。
モバイルBIならではの優れたメリット
テックターゲットによると、モバイルBIは導入コストがかかりますが、企業にとって多大な可能性があるシステムです。スード氏によるとソフトウェア自体は手頃な価格で入手できることが多く、特に従来のBI展開で協力を得たパートナーから購入する場合はコストを抑えることが可能です。また企業経営者もモバイルBIのメリットを認識し、iPadなどのモバイル機器を非常に便利なツールとして積極的に活用しようとしています。
専門家の予測
スード氏と同じくガートナーのアナリスト、アンドレアス・ビタラー氏はフォーブズ誌のインタビューで次のように述べています。モバイルBIの主なメリットのひとつは、ユーザーの位置情報など従来のシステムでは使用できなかったデータの活用です。モバイル機器の進化とともに、分析対象である顧客の位置情報およびBIユーザーの位置情報が、両方表示できるようになりました。他のBIデータソースと同様、位置情報の活用によってBIの新しい可能性が期待されます。モバイルやスマートフォンで写真、動画、GPSデータが活用できるようになり、レポート生成のための分析ツール機能に加えて、ビッグデータを分析し活用する機能が今後期待されます。