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2012.07.02

ビジネスインテリジェンス活用でサプライチェーンを改善
【Panorama Software Industry News より】

 ビジネスインテリジェンスは経理部門、販売時点情報管理、物流部門など企業のあらゆる部門で利用されています。情報サイト「サプライマネジメント」の記事によると、ソフトウェア業界の専門家スコット・ヘイズ氏は、調達部門はBI活用によって情報を機敏にとらえることができ、メリットがあることを強調しています。情報はサプライチェーンの力であり、情報を役立てるスピーディな手段としてビジネスインテリジェンスは有効です。

 サプライチェーンの勝者とは
 ヘイズ氏によると、調達部門はBI活用によって多くのメリットを得ることができます。電子調達システムをインストールするとそれだけで勝利宣言をしようとする企業もありますが、オンライン調達業務で企業が得られるメリットは単純にサプライヤの関係構築や機能的な業務フローの設計だけではありません。

 ヘイズ氏によると調達情報はBIを活用して入念かつ詳細に検討するべきです。複数のサプライヤが同じ役割を果たしている場合、データを詳細に分析することによって在庫過剰品目の価格設定変更のタイミングの把握や代替品の在庫を持つ他のサプライヤとの比較が可能になります。

 すでに導入しているビジネスインテリジェンスを企業が十分に活用していない場合があります。社内のBIプロジェクトについては企業文化を有効な情報に変える社員の存在など、社内の他部署の理解と支援が必要です。どの部署にもビジネスインテリジェンスを追加導入することが望ましく、購買や財務部門が主導権を持って進めるべきであるとヘイズ氏は述べています。

 新しい技術の出現
 これからのビジネスインテリジェンスはビッグデータアナリティクスと密接な関連があります。企業は業務課題の複雑化に対応するため膨大なデータを活用してスピーディな解決と意思決定を行う必要があります。「サプライチェーンダイジェスト」によると、最新のダッシュボードはリアルタイムの情報を処理して重要な洞察を提供することができます。

 ビッグデータの扱いに慎重になっている企業もありますが、サプライチェーン管理者が分析プロセスを利用できるということはかなりのメリットがあります。またダッシュボードは事後データを分析したものとして見なす企業もありましたが、ビッグデータの急増に伴いダッシュボードの機能が正しく理解され始めています。「サプライチェーンダイジェスト」によると、リアルタイムの洞察を活用して計画作成と実行を同時に行うことが可能になり、分析ツールを活用した意思決定で物流管理の質を変えることができます。