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2012.07.16

新しいデータストリームの出現、その有効活用とは
【Panorama Software Industry News より】

 企業が利用できる情報量が膨大になり、データの種類も大幅に拡大しています。いまビッグデータアナリティクスの大きな波が出現し、これをいかに活用するかが課題になっています。ビジネスインテリジェンスの全般的な目的は従来と変わらず、データの応用を通じて意思決定を改善することです。しかしデータを役立てる方法は今後も増え続けることが予測されます。

 多様化するアプリケーション
 「スマートデータコレクティブ」は、構造化データしか使用できない場合に企業がアクセス不可能なアナリティクス分野が多数あることについて調査しました。医療機関ではセンサーデータを応用して患者データの効果的な監視の自動化が可能になります。これによって従業員の時間と全体的な予算の削減が期待できます。自動化センサーデータの監視は製造業でも使用可能です。

 自動化センサーは大量のデータストリームを高速で提供しますが、新しいアナリティクスプログラムを使うと、従来システムに比べて非常に詳細な分析が可能になります。ビッグデータ分析のメリットのひとつはソーシャルメディア情報の詳細な分析が可能になることです。例えば小売業界は、常に顧客が購買に関心をもつ対象商品とその要因を分析する方法を模索しています。ソーシャルメディアのデータを活用するツールがあれば顧客が関心をもつ情報が効果的に入手できます。

 ビッグデータに関心がある企業は新しく開発したプロセスを通じて有益なデータソースを取得し、これを従来のデータウェアハウスに追加することが必要です。ビッグデータ企業であることと、従来の情報を使うこととは矛盾しません。両者を組み合わせる手法によって、企業全体の状況を詳細に把握することができます。

 早期の導入が重要
 「テックターゲット」によると、いまビッグデータ分析を採用しないことは賢明ではないと指摘しています。調査担当のジェフ・ケリー氏は、ビッグデータアナリティクスは早期に導入した企業に競争優位性をもたらし、後発の他社との差別化ができる継続的な効果があると考えています。ビッグデータ活用は単に既存の成果を分析するのではなく、将来の業績見通しを予測することができます。企業はデータを冷静に受け入れ、信頼し、その活用法を社員に身につけさせることが必要になるとケリー氏は予測しています。