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2012.07.25

モバイル機器でビジネスインテリジェンスを有効活用
【Panorama Software Industry News より】

 これからのビジネスインテリジェンスは、外出先からモバイルでデータにアクセスできるようになります。アプリケーション開発のトレンドとして、アナリティクスツールやダッシュボードもタブレット端末やスマートフォンで使えるようにしたいというニーズが拡大しています。近い将来、企業組織全体のユーザーがモバイル端末から業務データにアクセスできるようになるかもしれません。

 モバイルBIの傾向
 「エンタープライズアプストゥデイ」はモバイルアプリケーションの市場調査を行い、BIツールのモバイル版を展開する企業は、その使用形態や対象となるユーザーを会社組織のどの部門にするかについて十分に検討する必要があると伝えています。使用する機能が単に便利であるというだけでなく、業務プロセスの視点から不可欠かどうかもIT責任者が十分に考慮するべきです。

 具体的には、タブレット端末をモバイルプラットフォームとして導入することによってBIの機能性が活用できます。大きく見やすいタブレット端末の画面はBIダッシュボードを使用するのに最適です。スマートフォンの小さな画面よりもiPadの方がデータの操作とチェックが簡単にできます。幸い企業内でタブレット端末の使用が普及していることはBIプロジェクトにとって有利な条件です。独自のデバイスプログラムを構築する企業は、社員の個人私用のものを含めて使用するタブレット端末の数を増やしています。ハードウェアへの直接的な投資をしなくても十分なタブレットユーザー数が確保できるというメリットがあります。

 モバイル機器でのアプリケーション追加導入は緩やかなペースで行うことが重要です。ソフトウェア会社の経営者ニック・ブラウン氏はモバイルBIの展開について考え方を述べています。モバイル機器に当初から取り込む機能が多すぎると問題が発生することがあり、適度な取組みの方が最終的にうまくいく可能性が高いことがわかりました。

 最適なモバイルBIの実践
 テックターゲットはガートナーの調査員ビタラー氏のコメントを掲載しています。これによると、「エンタープライズアプストゥデイ」と同様、モバイルBIを導入する企業は何らかのアプリケーションを使わなくなったユーザーを把握するべきであると助言しています。ビタラー氏は、具体的にどの職務が日常業務のなかでどの機能を必要としているかを事前に確認することによって、具体的に役立つBIを特定の職務に合わせてカスタマイズすることができると述べています。現在モバイル機器は企業経営者に多く使われていることから、近い将来タブレットが会社組織の指揮命令系統に浸透する可能性があります。