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2012.07.27

これからのビジネスインテリジェンスの有効活用
【Panorama Software Industry News より】

 これからのビジネスインテリジェンスは、導入する企業が増えるだけでなく、より有効に活用される傾向が高くなります。調査会社「アバディーン」のリポートによると、高度なアナリティクスツールを活用する企業では、導入が遅れている企業に比べて業務効率が大きく進んでいることがわかりました。効率よくBIを使いこなし、データ分析の成果を得ている企業がある一方で、使いこなすためのサポートが必要な企業もあります。

 新しい技術の導入
 アバディーンはBIを活用する高度なスキルがあるトップ企業と、平均的企業や遅れている企業を分けて分析しました。トップ企業は目的を明確にした情報をスピーディに取得しています。その中には集中管理的なBIから個々のユーザーに配分するモデルに転換した企業もあります。BI展開の形態にかかわらず、BIプロジェクトの最優先事項はIT部門の業務負荷を軽減し、業務ユーザー自身がBIを使ってクエリに対応できるようになることです。

 一般社員をBIのパワーユーザーに転換する戦略はさまざまです。トップ企業の多くは非技術系のユーザーをスタート時点からBI展開計画に関わらせる判断をしています。さらに企業全体で社員にデータ活用のトレーニングを行っています。

 複数のBIプロジェクトを連携させて進めることも、優良企業の差別化要因のひとつとして有効です。アバディーンによるとBI展開が遅れている企業では、BI展開を標準化しているという回答は42パーセントにとどまります。これに対してBIを活用しているトップ企業の75パーセントはBI計画を整備しています。BIプロジェクトは企業によってそれぞれ異なり、標準的な戦略の策定は意味がないというユーザーもあるでしょう。一方データ保存のプロセスでは仕様を固定しないことも重要です。

 BIの市場拡大
 高度なアナリティクスのプロセス自体は非常に普及し、戦略は特に重要性を増しています。IDCによるとビジネスインテリジェンス市場は世界経済の停滞から劇的に回復しています。調査会社の見方によると、BI市場の拡大は特にビッグデータアナリティクスなどの高度な分析ツールをメディアが積極的にとり上げた結果であると分析しています。