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2012.07.31

ビジネスインテリジェンスでサプライチェーンを強化
【Panorama Software Industry News より】

 企業組織でのデータ活用が急速に拡大しています。これからのビジネスインテリジェンスは企業全体の情報の有効活用と、社員間の共同作業を効率よく進めることがカギとなります。「フライト・インダストリー・タイムズ」は、サプライチェーンでのBI活用が普及することで企業価値の創造につながるというクレア・アムニ氏のコメントを紹介しています。

 サプライチェーンの効率改善
 アムニ氏は企業の物流の運用効率の指標として5種類の主要業績指標 (KPI) を用いることを提案しています。すなわち信頼性、柔軟性、応答性、コスト管理、運用効率を測定し監視することによって改善すべきポイントが把握できます。

 アナリティクスツールの活用に必要なデータは、統合基幹業務ソフトウェアから抽出することができます。BIプロジェクトを進めるにつれて企業内の複数の部署および取引先に役立つ成果を出すことができるでしょう。マーケティングから調達までそれぞれの部署がBIレポートを活用して部署ごとに固有のメリットを実現することができます。

 サプライチェーンについては「業務の見える化」が長年キーワードになっていました。サプライチェーン全体の業務を包括的に管理するにはビジネスインテリジェンスの活用が必要になるとアムニ氏は述べています。データストリームを通じて単に企業内の動きを部署ごとに知るだけでは不十分です。利用する部署にかかわらず、効果的な意思決定に必要な洞察を提供できることがBIの重要な役割です。

 アムニ氏は見える化とリスクの考え方を関連づけています。サプライチェーンは常に多くの環境要因のリスク影響を受けています。そのような不安定要素を前提として世界中に商品を輸送するには企業からの信頼と確約が不可欠です。市場で優位な地位を確保するためにもBI活用による情報の透明性と効率が必要です。

 調達改善の取組み
 専門家のスコット・ヘイズ氏は情報サイト「サプライ・マネジメント」に寄稿し、特に調達業務でBIツールを活用して価値を生み出す手法について解説しています。それぞれの部署が必要な物を確保していると効率よく調達が行われていると考えられがちです。しかしアナリティクスによる詳細な分析を導入しない企業は、業務改善やコスト削減のための効果的な対応策をタイムリーに実行できない可能性があります。