1. ビジネスインテリジェンス (BI) のBIツールならNecto™トップページ
  2. >
  3. ニュース
  4. >
  5. 2012年
  6. >
  7. 膨大なデータから価値を発見するアナリティクスの活用事例
2012.08.13

膨大なデータから価値を発見するアナリティクスの活用事例
【Panorama Software Industry News より】

 ビジネスインテリジェンスソフトウェアはデータ分析という根本的な機能を越えて大きく発展し、さまざまな業界で新しい活用がなされています。ビッグデータアナリティクスの出現により、多様な種類の膨大なデータを分析、保存し、意思決定に役立てることができ、高度なスキルを持つ情報技術担当者がいればあらゆる種類のプロセスを改善できる可能性があります。テックターゲットは先端技術を駆使する風力発電所とブラインド販売会社でのアナリティクス導入事例を紹介しています。2つの企業の共通点はいずれも、膨大なデータを効率よく分析する必要があるということです。

 幅広い活用事例
 テックターゲットによると、発電用の風力タービンを生産するベストラ社では天候測定ツールとしてビッグデータアナリティクスを活用しています。発電効率を高めるために、発電所での過去10年分にわたる天候データに基づいて適合性を評価するモデルを構築しようとしています。風力発電所では一定の時間で安定した性能を維持しながら稼働することが重要であり、発電所の過去の天候履歴データが利用できることは大変役に立ちます。

 ベストラ社の副社長ラース・クリスチャンセン氏は次のように述べています。「BIを活用すると発電所の新しい候補地が発見できることもあります。このデータは金鉱の埋蔵場所を描いた地図に相当する非常に価値のある情報です。」

 テックターゲットは小売業界での代表的なBI活用についても詳しく伝えています。ヒラリー・ブラインド社は広範囲なデータ源からデータを集約して地域ごとの実績をスピーディに分析し、市場の最新の状況を常に更新することができるプログラムを構築する必要があり、アナリティクスを採用しました。記事によると、最新のアナリティクスの導入以前は従来の表計算ソフトウェアで情報が保存され、企業内に分散していたようです。

 BI市場の好調
 ビッグデータが広範囲な分野に応用できる可能性があることは市場の拡大につながっているようです。IDCによると、金融危機による世界経済の低迷にもかかわらず、BIソフトウェアは対前年比でほぼ10パーセント増加にまで回復しました。

 記事によると、最近BIの好意的なイメージをメディアが伝えることが多くなり、導入する企業が増えると予測しています。経営者はビッグデータアナリティクスについて常に好意的な記事を目にしており、アナリティクスを積極的に採用しようとする動きにつながると期待されています。