ビジネスインテリジェンス市場の新たな傾向
【Panorama Software BI Blog より】
洞察の提供機能は、ビジネスインテリジェンスおよびアナリティクスソフトウェア市場の成長を促進する重要な要素です。分析に適するデータを整備することでBIを有効に活用して業務課題の解決と企業目標の達成を目指すことができます。IT情報サイト、「インフォメーションウィーク」は調査の結果から、BI市場が2013年度にかけてさらに拡大すると予測しています。
大規模なBI導入計画
調査によると、ビジネスインテリジェンスの活用によって業務改善が期待できる部署は非常に多いという結果が出ています。現状ではほとんどBI導入が進んでいない部署でも、今後はBIへの関心が高まると言われています。中でも財務部門はBI活用にもっとも熱心な部署で、全体の67パーセントがすでにアナリティクスを導入しています。まったく導入を検討していないと回答した企業はわずか9パーセントでした。調査によると、現在予測分析ツールを使用している企業は全体のおよそ33パーセントですが、今後数カ月で80パーセントに増加する見込みです。
BIに関心の高い企業は、特にBI担当部署の強化を狙って社員を雇用する動きも見られます。記事によると今後2年間でアナリティクス担当の社員を30パーセント増加するという企業が増えています。これに対して、BI担当の人員数を現状維持、あるいは1パーセント以下の増加にとどまると答えた企業は少なくなっています。
インフォメーションウィークによると、アナリティクスツール導入への関心は昨年から今年にかけて堅調に推移しています。共同作業機能のあるBIソリューションは5段階評価で3.4ポイントを獲得しています。またビッグデータ分析への期待も同様のポイントを得ています。
2013年はアナリティクスの年
BIへの関心の高まりは「インフォメーションウィーク」以外のメディアでも紹介されています。情報サイト「ニュークレアスリサーチ」は、2013年は企業がBI活用のメリットを認識し、かなりの導入増加が期待されるとリポートしています。ユーザー基盤の拡大と分析技術の進化に伴い、BI市場がさらに勢いを得て一斉にビジネスインテリジェンスが普及する可能性があります。