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2013.01.04

2013年ビジネスインテリジェンスのさらなる進化とは
Panorama Software BI Blog より

 企業の注目を集めているビジネスインテリジェンスソリューションですが、BIの技術は2013年も確実に進化する見込みです。最近発表されたガートナーの調査によると、2013年はモバイルデータアナリティクスの拡大によるエンタープライズアプリケーションホスティングが注目されるでしょう。

 アナリティクス製品を開発するペンタホ・コーポレーションのCSOリチャード・ダレイ氏によると、ビッグデータはBI業界全体に大きな変革をもたらす可能性があります。また今年はリアルタイムアナリティクスが進化すると予測しています。

 BIはまだこの先多大な進化の余地があると述べる専門家もいます。あるIT企業の経営者は「エンタープライズアプストゥデイ」のインタビューで次のように述べています。「企業は経営の維持にとどまらず、BI活用によって事業運営の転換のコストの大幅な削減、スピーディな実現、市場における競争優位性の獲得に重点を置くことができることに気づき始めています。」

 ビッグデータアナリティクスの拡大
 ビッグデータの収集は、データベースへのアクセスポイントを整備すればかなり容易になります。一方ビッグデータの分析は収集よりもかなり困難です。膨大な数のファイルを分析する人員確保ができない状況では未処理のデータが自然に増加していきます。研究者によると未処理のデータ量が膨大であっても、今後はリアルタイムの分析に自動化サービスが導入されると、人の手を介さずに情報の分析が可能になります。「スモールビジネスコンピューティング」によると、今年はパブリッククラウドサービスの拡大に伴ってモバイルアプリケーションが特に注目を集める年になりそうです。

 しかしながら、クラウド環境に構築されるアプリケーションの多くは企業標準を満たしていません。クラウド環境で構築されるアプリケーションは、企業のニーズと言うよりも、ソフトウェア会社の開発上の意志を優先して行われている場合があります。このような理由で、仮想環境のクラウドを自社の情報基盤に統合しようとする企業が増えています。社内IT技術者による業務に細かく対応できるソフトウェアの開発を目的としています。

 クラウドに注目する中堅企業
 中堅企業では社内情報の効果的な管理に役立つクラウド上のアプリケーションの新しい活用法が広がっています。BYODを運用する企業ではセキュリティ上の弱点が多く見つかっていますが、これらウェブ上で急増する悪意ある脅威の攻撃を受け、IT業界では対抗策を開発しています。データの安全対策のためのソフトウェアは2013年、さらに進化する見込みです。BIソリューションの進化に伴ってアナリティクス、電子情報開示、情報セキュリティのアプリケーションが統合され、企業がデータをより有効に活用できるようになることが期待されています。