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2013.01.30

セルフサービスBI、ソーシャルエンタープライズの拡大予測
Panorama Software BI Blog より

 ビジネスインテリジェンス業界は2012年に爆発的な市場拡大を遂げました。特に革新的なBIソリューションが人気を集めています。多くの企業が高度なアナリティクスツールを導入し、トレンドの予測、リアルタイムでの課題の把握、不正行為の未然防止などに役立てています。

 全社規模でのBI導入が進んでいますが、今後はBIをより身近で使いやすいツールにしてBIを活用できる社員を増やすことが課題になるでしょう。

 「インフォメーションマネジメント」によると、BIの評価を提供する情報サイト「BIスコアカード (BI Scorecard) 」の起業者ホーソン氏は次のように述べています。「ユーザーは一度データとレポートの配信を行うと、その定型業務を運用するサイクルを維持しなければなりません。データの品質は次第に改善されてきていますが、柔軟に活用するにはまだ至っていません。」

 ホーソン氏は2013年の傾向を以下のように予測しています。

 - モバイルBIの導入が加速:ノートPC、タブレット端末、スマートフォンなどを使うユーザーは今後も増加し、その結果、企業内ネットワークやアプリケーションにアクセスできるユーザーがますます増えます。BIプログラムも増加傾向が続き、モバイルBIソリューションの導入を推進するでしょう。最近の調査によると、2013年にモバイルBIの市場規模が現在よりも拡大すると答えた企業は47パーセントに上りました。

 - ソーシャルエンタープライズの拡大:ホーソン氏の予測によると、ソーシャルエンタープライズは2013年中にさらに成長を続け、ソーシャルネットワークの枠を超えた共同作業が普及していくでしょう。BIでの共同作業により、「もっとも優秀なアナリストが、もっとも品質の良いデータを手にする」可能性があるとホーソン氏は述べていますが、このような機能を開発しているBIベンダーはまだ少数にとどまっています。共同作業のできるBIを提供するPanorama社は現在もっとも優れたベンダーのひとつであるとホーソン氏は述べています。

 - セルフサービスBI:クラウド上で使うソーシャルBI、モバイルBIが引き続き拡大し、特に経営トップやIT部門以外の社員などに従来よりもBIを活用するユーザーが増えています。ホーソン氏によると、2013年はセルフサービスBIの普及がさらに現実的になると予測しています。

 BIスコアカードの調査によると、BIプロジェクトを設置する企業のうち44パーセントは、現時点で自社の需要に対応するだけの十分な時間、人材、資源がないと回答しています。一方、2013年にセルフサービスBIがモバイルBIと連携してさらに機能が向上することを期待している企業は47パーセントです。IT部門以外の部署にもBIが普及する可能性があります。