モバイル機器のセキュリティ対策の重要性
【Panorama Software BI Blog より】
BIソリューションは、企業の最も重要なデータをもとに企業の今後の方向性を具体的に決定するものです。ところがBIが業務の中心として機能しているために、有用な情報が豊富に保管されており、ネット上のサイバー犯罪者が不正に入手しようとする対象になる可能性があります。そこで、BI展開において重要なことは、強固なセキュリティ対策で安全性を確保することです。モバイルBIの普及が進むにつれてこの状況はいっそう複雑になる可能性があります。それはスマートフォンやタブレット端末が紛失や盗難の際に非常にデータの侵害を受けやすく、脆弱なためです。BIなどのプログラムをモバイル機器で使用する場合、セキュリティ対策は最重要課題です。
モバイル機器のセキュリティ対策を万全に
業務の現場にモバイル機器の導入が増加するにつれて、企業が直面するセキュリティ問題は重大化する傾向にあり、その頻度も全般的に増加しています。IT市場の調査を専門に行う「ディメンショナル・リサーチ」の調査によると、IT作業に従事する回答者の93パーセントが社内のネットワークでモバイル機器の使用が許可されていると回答しました。また、企業が支給するスマートフォンやタブレット端末以外にも、個人所有の機器を社内のネットワークで使用できるという回答も67パーセントに上ります。個人が所有する機器を持ち込み職場でも使用する傾向が高まっています。
企業内で携帯電話やモバイル端末が一般的に使用されるにつれて、データ損失のリスクが非常に高くなっており、その対応が急務になっています。ディメンショナルの調査によると、79パーセントの企業が前年にモバイル機器の使用で何らかの問題が発生したと回答しています。社内ではさまざまなシステムが使用され、サイバー犯罪の巨大な組織が外部から重要なデータを盗もうと狙っています。モバイル機器の使用を中断すべきであるということではなく、入念な準備なくしてはモバイル機器の使用は危険であるということです。
モバイルBIを機能させるには
モバイルプラットフォーム上でのBI活用は、業務のスピードを高める上で非常に優れた戦略です。しかしそのためには、企業データを安全に保護することができるソフトウェアを選ぶ必要があります。データの侵害への対策にコストが高くなるのではないかという不安が、BIソリューションを導入するかどうかの判断に大きな影響を与えています。現在のIT環境における理想的なIT技術とは、多くの異なるOSに対応することができ、さらに情報セキュリティを確保できるシステムです。
モバイルBIのメリットを考慮する価値は十分にあります。移動中にもBIデータを利用できる強固なセキュリティプログラムを整備することで、外回りの営業活動や在宅勤務中も、常に最新の情報を提供することができます。またPCのデータを確認しなくてもBIの最新の分析結果を見ることができるため非常に効率がよく、セルフサービスBIと組み合わせて活用することでさらにメリットが得られるでしょう。