経営者層に役立つアナリティクスのメリット
【Panorama Software BI Blog より】

　BI業界は2013年から2014年にかけて大きな転換点にきているようです。数年前からのビッグデータおよびBIをめぐる大きな動きは現在やや落ちついており、多くの業界でBIの多様な応用の可能性が拡大しています。特にBIおよびアナリティクスは中核となる有用性や機能性を維持したまま進化することができる点が注目されています。

　最近発表された報告によると、BIやアナリティクスソフトウェアを大規模に導入することによって大きなメリットが得られると予測される業界もあり、アナリティクスの重要性が今後も高まる見込みです。メリットを得る可能性のある企業は今後アナリティクスプラットフォームを有利に活用するための方法を検討するべきでしょう。

　ガートナーレポート：CIO（最高情報責任者）がアナリティクスに注目
　調査会社ガートナーは2014年に開催する「BIサミット」の日程を発表しました。（シドニーで2月24日～2月25日、ロンドンで3月10日～3月11日、ラスベガスで3月31日～4月2日に開催予定）。ガートナーはビッグデータおよびアナリティクスの活用方法について多くの洞察を発表しました。具体的にはさまざまな業界の最高情報責任者 (CIO) が今後数年でアナリティクスを非常に重視するようになると予測しています。

　記事によると、アナリティクスの効果的な活用によって営業、サプライチェーン管理、マーケティングリスク管理、財務、人事などCIOにとって重要な多様な業務の改善が可能になります。今後はレポート作成よりも分析が有益であると評価され、アナリティクスの応用方法について大転換が起こる見込みです。

　交通輸送業界のメリット
　最近の「リサーチアンドマーケット」 (Research and Markets) の調査によると、交通輸送業界はアナリティクスの活用によってかなりのメリットが得られると予測されています。米国、ドイツ、日本などではBIおよびアナリティクスによってリアルタイムでの意思決定が実現し、非常に有益に利用されています。

　世界の交通輸送業界のアナリティクス活用は2013年から2018年にかけて複合年間成長率15.4パーセントで増加し、2018年までに574憶ドル規模の市場に成長する見込みです。