2016.10.09

企業のKPIをリアルタイムで管理するには
Panorama Software BI Blog より

 現代は即時性の時代です。現代は利用できる情報量が膨大になり、多くの場合ほとんど即座に情報を得ることができます。昔の人が見れば、このままでは自分で考えることを忘れる人間になっていくと言うことでしょう。(スマートフォンなどのおかげで、いまや電話番号すら覚えなくてもよくなりました。)IT技術の進歩によって人々の生活は簡素化され、人々はすぐに答を求めようとし、より「ツールに依存する」ようになっていくでしょう。この現実をふまえて、準備を行うようにしたいものです。

 当然のことながら、顧客は要求やニーズにできるだけ迅速に対応してもらいたいと企業に要望しています。この状況は「消費者の時代」と言われ、基本的に顧客が主導権を握る新しい時代を意味します。企業はこのニーズに適応するため、業務プロセスや顧客行動に影響を与える可能性のある、あらゆる要素についてリアルタイムの情報が必要になります。
 このような要素のことをKPI(主要業績評価指標)と言います。KPIは、企業が設定した業務目標、戦略目標をどの程度達成しているかを測定するために使う、定量化できる指標です。KPIはビジネスの軌道を正しく維持して進めるもので、企業の業績改善に不可欠の指標です。あらゆる特定の瞬間に発生している出来事について管理職に洞察を提供し、状況がどの方向に進んでいるのかを理解することができます。

 あなたの企業のKPIの設定を
 KPIはすぐに実施ができ、測定が可能で、企業戦略に役立つものでなくてはなりません。組織内のだれもがKPIを読みとって理解することができ、同じ成果を見られるようにすることが重要です。KPIが定量的でなければならないのはこのためです。業績が低迷しているのか、目標どおりなのか、あるいは目標を大幅に上回っているのかを、すべての社員に明示するべきです。明確で、すぐに行動に移すことが可能なようにKPIを設定すれば、企業の幹部メンバーはそれを参考にして、必要に応じて運営方針を変更したり、ビジネスチャンスを的確にとらえたりすることができるようになります。

 KPIは企業の成果基準や優先順位によって、それぞれの企業に固有の指標です。同じ業種の場合は似たような指標になる場合もあります。Necto16はどのデータがユーザーにとって重要かを、アルゴリズムによって学習するBIツールです。あなたが設計したKPIをNecto™上でマニュアルで設定しシステムで自動的にそれらのKPIを監視させることができます。しかしながら、Necto™はあなたが通常どのデータを監視しているか、あなたは何に関心があるかを学習することもできます。そのデータに変化や例外を発見した場合は、そのデータに注目するようにユーザーに示唆します。

 どのようにKPIを管理するのか
 従来、企業は通常の帳票を使用していました。しかし帳票の使用は大変時間の無駄であり停滞した作業です。1帳票を作成するのに何日もかかりますが、それは結局、過去の業務データを示すにすぎません。従来の帳票は動的ではないためリアルタイムの情報を示すことができませんでした。幸いにも現在はKPIを追跡する優秀なBIツールがあります。BIは帳票とは異なり、動的にリアルタイムのデータをダッシュボードに表示することができます。

 PanoramaのBIソリューションNecto16にはKPIをリアルタイムで監視する機能があります。特定のKPIが変化した場合、Necto™は必ずユーザーに自動的にメールで通知を発信します。データに変化がないかどうかをユーザー自らが常に気にかけてワークボードにアクセスする必要はなく、便利です。データに何らかの変化があるとユーザーはアラートを受信し、このときにワークボードを確認すればよいことになっています。Necto™はユーザーの時間を節約しいつも最新の情報を受信しておくことができます。さらに特定のデータセルについて同僚のユーザーにタグを付与し、グループを設定しておくと、同僚もアラートや通知を受信することができます。特定の課題に対応するために同僚と会話を開始し、グループを設定してディスカッションを行うここができます。Necto™は最先端のテクノロジーとアルゴリズムを駆使し、企業のKPIの進捗管理やデータに関する洞察の取得に役立ちます。Necto™を活用いただければユーザーは動揺することなく落ち着いて変化に対応することができます。