セルフサービスBI
(英:self service BI

セルフサービスBIとは、Microsoftが提唱する、BIの形態である。ExcelのアドインであるPowerPivotを使うことにより、データベース(OLAPサーバ)上ではなく、Excelブック上に多次元データベース(キューブ)を作り、分析に使用する。従来のBIでは不可避だった、システム部門の各種負担や、分析担当者の意図したキューブが作られない事態を解消する。大幅なコスト削減、分析の費用対効果向上を見込める。

システムアナリストとしての経験やコンピュータサイエンスの知識を持たない業務ユーザーが、データソースにアクセスして分析を実行できるBIシステム。ユーザーはBIプラットフォーム上で、データにアクセスし、データのプロファイル(統計情報)を取得し、対象データの作成を準備し、統合し、データのキュレーション(収集・評価・整理)を行い、データの内容や品質を向上させることができる。セルフサービスBIを成功させるには、BIツールは集中管理型のBIである必要があり、かつIT担当者がそれを監督しなければならない。