2011.06.15
中規模企業で拡大するビジネスインテリジェンス
【Panorama Software Industry News より】
従業員1,000人未満の中規模の企業は、体系化されないデータの増大に直面しています。社内で増え続けるデータの効率的な活用を目指してビジネスインテリジェンスに注目が集まっています。
中規模企業の最高情報責任者622人に行ったアンケート調査によると、83パーセントがビジネスインテリジェンス・ソリューション導入の計画段階にあると回答しています。調査対象のCIOはモバイル機器やクラウド導入よりも、BIを最優先に検討しています。
アンケートを行った会社のマーケティング担当副社長、エド・アブラム氏は次のようにコメントしています。「ビジネス分析ツールの分野で極めて有効なものを求めるニーズがCIOの間で非常に高まっています。特に、情報をどのようにしてインサイトへと転換するか、体系的に整理されたデータと未整理のデータの管理が切実な課題です。」「情報の入手ルート、入手方法、入手した情報を企業にとって実際に有益なものに変える方法などについて、企業は実に熱心に取り組んでいます。」
アブラム氏によると、モバイル機器やソーシャルメディアの普及は、体系化されないデータの増大に対応するための原動力となっているといいます。
Dashboard Insightの最新レポートによると、分析ツール全体の中でも、特にモバイルビジネスインテリジェンスが注目を集めています。モバイル機器の普及とBIデータにいつでもどこでもアクセスしたいという要望により、モバイルBI市場は今後ますます成長が期待されます。