ソーシャルビジネスインテリジェンスのメリットとは
【Panorama Software Industry News より】

　企業はいま、過去のテクノロジーではもはや未来の成長を支えることはできないということに気づき始めています。世界中の企業の間で業務改善のためのイノベーションを求める動きがますます高まっています。

　ソーシャルビジネスインテリジェンスはそのようなテクノロジーのひとつです。アクセンチュア社のグローバル研究開発・企業提携担当責任者ギャビン・マイケル氏は、GigaOm Structure（IT企業によるイベント）で行ったプレゼンテーション、および最新の企業レポートで、ソーシャルメディアによって今後も企業のビジネスのあり方は混乱すると認めています。

　アクセンチュア社が発表した「テクノロジー・ビジョン2011」によると、ソーシャルなプラットフォームには個々のユーザーが他のユーザーとの交流を通じて豊富な情報の履歴を残します。これは、従来のシステムで分断されていたアイデンティティに比べてずっと高い価値を持つアイデンティティの形態、すなわち「ソーシャル・アイデンティティ」であると述べています。

　また、マイケル氏によると、アクセンチュアではデータの役割は、まもなく企業内でもうひとつのプラットフォームと同じような地位を占めると考えています。企業はそこからインサイトや分析を入手し、効率のいい意思決定を行います。

　また、Aberdeen Researchの最新リポートによると、経営者359人に行ったアンケートの結果、業績上位企業では、一般ユーザーの71パーセントがビジネスインテリジェンス活用に携わっていることがわかり、ソーシャルBIは今後ますます普及が進むと予測されています。

　ソース：
　GigaOm